人材の生産性~1人当り付加価値・1人当たり人件費・労働分配率
生産性は、ヒト、モノ、カネ、情報という経営資源の中でとりわけ重要な経営資源である「人材の活用度」を分析するもので、その目的は人材の「付加価値」の獲得能力をチェックすることにあります。 「付加価値」の計算方法には控除法と積上法というこつの方法がありますが、実務的には控除法がわかりやすく計算も簡単です。...
View Article成長性の分析~売上高増加率・営業利益増加率・1人当り付加価値増加率・自己資本増加率
今後日本は、経済全体としては量的拡大は望めませんが、個々の会社は医療、福祉、環境、情報技術をはじめこれからの時代のトレンドと消費者のニーズに合ったさまざまな分野で経営活動を行うことで持続的に成長することができます。 成長性の指標では量的な指標と質的な指標が考えられますが、中小企業では量的な成長性指標よりも質的な成長性指標がこれからは重要となってくるでしょう。 成長性指標としては次のものが存在します。...
View Article損益分岐点(損益分岐点比率・経営安全率)で売上減少への耐久力を分析する
損益分岐点分析を利用することで、将来なんらかの事情で売上が減少した場合に、どの程度の売上の減少までなら会社が赤字を出さないで経営ができるかを判断することができます。 利用する指標は、損益分岐点比率と経営安全率です。 ●損益分岐点比率・経営安全率 損益分岐点比率=損益分岐点売上高÷売上高×100 経営安全率=(1-損益分岐点売上高÷売上高)×100...
View Article借入金の返済余力~借入金月商倍率・自己資本有利子負債比率・債務償還年数
債務償還能力は銀行からの借入金に対する返済余力を見るもので、銀行からどの程度の信用があるのかを自己判断することができます。 (1)借入金月商倍率 借入金月商倍率=借入金÷(売上高÷12) 借入金月商倍率は借入金が月間売上高の何倍であるかを示す指標で、借入金の返済余力を見る大変シンプルな指標です。一般的には借入金が月商の3倍までが健全な借入限度と言われています。...
View Article経営分析を正しく行うために~税務会計ではなく、会計原則に従い決算書を作成する
正しい経営分析を行うためには決算書が会計原則に準拠して正しく作成されていることが大変重要です。...
View Articleキャッシュフロー経営の本質とは?
健全経営を行うために経営者が着目すべきことはキャッシュフローです。 損益計算書の上では利益が出ており、税金を支払わなければならないが、さて現金(キャッシュ)がない。しかたがないので銀行から納税資金を借り入れる。 ・・・こういう事態が中小企業ではよく発生します。...
View Articleキャッシュフロー計算書の見方
「キャッシュフロー計算書」には、 ・営業活動によるキャッシュフロー ・投資活動によるキャッシュフロー ・財務活動によるキャッシュフロー という三つのキャッシュフローの形で、キャッシュがどのように流入あるいは流出されたのかが表示されます。 「営業活動によるキャッシュフロー」は、...
View Articleキャッシュフロー増大策を考える(その2)
「キャッシュフロー増大策を考える(その1)」からのつづきです。 貸借対照表をスリム化するためには「借方(資産の部)」を徹底的に分析検討し、不要なものを削らなければなりません。 回収すべき売掛金が回収されていなかったり、必要以上の無駄な在庫を持っていたり、どう考えても利用価値のない遊休資産を保有しているなど、貸借対照表に潜む無駄は大変多いものです。...
View ArticleROA(総資本営業利益率)に着目!
「資本利益率でわかる会社の実力~ROA・総資本経常利益率・ROE」でも述べましたが、会社の経営が長期的観点からみて順調であるかどうかを総合的に判断する指標は、経営に投下された資金の運用効率を示す「資本利益率」です。 資本利益率の代表的なものとしてはROA(総資本営業利益率)とROE(自己資本税引後利益率)がありますが、中小企業の経営目標として有効なのはROAです。...
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